COVID19について、気になって調べた事をここにまとめておきます.2021年2月23日版です.時々更新します.
自分で考えることをしないで,テレビばかり見ていると,恐怖によりいつの間にか判断をコントロールされるかもしれません.私は以下の情報を得てマインドコントロールが解けた気分です.
総死者数について
新型コロナ感染症の死者数について
免疫について
PCR検査について
統計の初歩から
重症化について
コロナは情報災害
厚生労働省ウェブページより
マスクについて
いろいろな方がいろいろなことを
ワクチンについて
世界をみると
ウイルスの変異について
復旧へ
経緯

総死者数について

人口動態統計の速報値から最近5年間の日本における総死者数をまとめてみました.

このグラフから2020年の特異性を読み取ることができるでしょうか?表を作ってみると,2019年までは毎年2万人以上増えていましたが2020年は2019年より速報値ベースで9千人(月報値ベースだと8500人)減っている特異な年である事がわかります.

追記(2021/11/15): 2020年の年初は例年より総死者数は少なめでしたが,後半は例年より若干多めで推移しました.2022年になってからは はっきり増加傾向で,5月は例年より1万人くらい多い状況,それ以降は毎月の死者数は数千人から1万人弱例年より多いと言えます.現状の慎重な分析が必要です.過剰な感染対策で人々の免疫が下がってしまったのではないかと心配しています.

速報値(2ヵ月後発表)月報値(半年後発表)
2016年131.9万人130.8万人
2017年135.2万人134.0万人
2018年137.5万人136.2万人
2019年139.4万人138.1万人
2020年138.5万人137.3万人

2020年が前年よりなぜ減ったのかは慎重な分析が必要でしょう.月報を見ると肺炎を死因とする死者は2019年の9万5千人から2020年は7万8千人に減りました. 2020年に恐ろしい死の病が流行したと言う結論は出せないと判断しています.例年なら亡くなってもおかしくない方が,生きていらっしゃるという判断もできます.リバウンドが心配です.

感染症週報をみると新型コロナ感染症以外の感染症報告数は軒並み減っています.例えば2020年のインフルエンザの流行の山は例年の半分以下で1月中に減少開始.その後はインフルエンザは絶滅したのかと見紛う数字です.死亡者減少の考えられる理由としては,

といった事でしょうか?これも慎重な分析が必要です.リバウンドが心配です.

日本の超過および過少死亡数ダッシュボード


新型コロナ感染症の死者数について

新型コロナウイルス国内感染の状況(東洋経済)を見ると死者数がわかります.2020年の新型コロナの死者数は3500人くらいです.
死因簡単分類別にみた性別死亡数・死亡率人口動態統計)を見ると,死亡数・死亡率,それらの死因による分類などのデータを見ることができます. 肺炎で亡くなる方は年間9万5千人,インフルエンザでなくなる方は毎年3000人くらい,インフルエンザ関連死を含めると,13000人くらいと言われていますから,新型コロナウイルス感染症はインフルエンザより恐ろしいとは言えないでしょう。

なお統計データを見るときは、例えば以下の点にも注意が必要です。

2020年6月18日付けで厚生労働省は

「新型コロナウイルス感染症患者が死亡したとき」厳密な死因を問わず死亡者数として報告を求める

という事務連絡を出しています.この報告は厚生労働省の 「新型コロナウイルス感染症について」のオープンデータの「死亡者数」に反映されますので,これを基に統計資料をつくれば,新型コロナによる死者数は統計上増えます.統計上の死因と医学的な死因が異なる状況が起こる訳で,医学的に死因を新型コロナと判断するには,病理解剖して,例えば肺の中に新型コロナウイルスが非常に多くみつからなければなりません.その様な例がどのくらいあるのでしょうか?

日本人に新型コロナウイルスの死者が少ない理由は何でしょうか?

といった事でしょうか?慎重な分析が必要です.

国内発生状況など の「参考資料 」にある「新型コロナウイルス感染症の国内発生動向」をクリックすると最新状況がわかります.

都内の最新感染動向 」も参考になります.


免疫について

奥村康先生(免疫学者 順天堂大学名誉教授)による2020年8月13日の記者会見(抗体定量検査システムに関する 発表 の一部)では免疫の説明があります。拝聴すると免疫というのは頼もしいという気分になります。

簡単にまとめてみます。

ウイルスは自分では増殖できず,細胞内に入り込み,細胞内の機構を利用して自分自身のコピーを作らせ,細胞から出て他の細胞に移るということを繰り返します.大量のウイルスを増殖した細胞は死滅するので,ウイルスの増殖を抑える事がポイントです.

ウイルスが体内に入るとまず自然免疫(NK細胞、マクロファージ、DC細胞)が働き通常はこれで処理します。時々,自然免疫での防御がうまくゆかないことがあり、ウイルスが増殖しつづけるときは、リンパ球(T細胞、細胞性免疫)が発動します。このときは発熱しウイルスを処理しようとします。抗体(B細胞、液性免疫)ができると非常に効率よくウイルスを処理します。

よく、自然免疫はおまわりさん,リンパ球は軍隊に例えられ、そうすると抗体はミサイルに例えられます.重症なら抗体は長く(6ヶ月から10ヶ月)残り,軽症なら1−3ヶ月で抗体は消失しますが,一度ウイルスに被爆するとT細胞やB細胞の一部は記憶細胞として体内に長く残ります.しかしながら,何度もウイルスに暴露されることで免疫系が活性化し,免疫のシステムがよく働くようになります(ブースター効果).

なお,「生物基礎」の高校教科書でも免疫について解説されていますので併せて参照すると良いと思います.

IgM抗体がウイルスを認識し、IgG抗体がウイルスを処理すると考えられています.初感染時はIgM抗体価が先に上がり、後からIgG抗体価が上がります.しかしながら日本でのIgM抗体とIgG抗体の抗体価のグラフを見ると同時に伸びる既感染パターンで、免疫が獲得できていると判断されます.これは,在来のコロナウイルスに対する獲得免疫が新型コロナウイルスに対する免疫として作用している(交差免疫),またはすでに新型コロナウイルスに被爆して,新型コロナウイルスにに対する免疫を獲得している(獲得免疫)ことを示唆しています.

日本における新型コロナウイルス感染症による死者数は,例年のインフルエンザ死者数と比べても少なく(多分非常に少なく)日本では何らかの意味で免疫を獲得していると考えなければ説明できない状況です.

2020年5月15日付け朝日新聞の記事で2019年1~3月の500人の献血から2名の抗原検査陽性者が出たと報じられています.検査の精度が問題との立場からの記事ですが,日本人が交差免疫を獲得している事を示唆すると見ることも可能です.

在来コロナウイルスはおそらく非常に多数あり,病原性も大してないので研究されておらず,ゲノム情報もわかりません.新型コロナウイルスを撲滅しようとするのは愚かでしょう.共存するしかないと思います.

インフルエンザは毎年冬に流行します.夏の間ウイルスはどこにいるのか?というのは謎なのですが,実は夏もヒトはインフルエンザウイルスを持っていて発症しないだけ,という説もあります.自然免疫が高い夏は発症しないが,冬は気温が下がり自然免疫のレベルが下がるのでインフルエンザの発症が増えるという訳です.

免疫を下げないことが重要です.


情報ソースとして,松田学氏の松田政策研究所チャンネルにある井上正康先生(大阪市立大学名誉教授)との対談ビデオ(2/21再掲載),対談(ビデオ 2/172/51/301/2612/30)を御覧ください. 上久保靖彦先生(医学者(内科医)京都大学特定教授)との対談(集団免疫説提言7/198/710/4),現場臨床医からの声(2020/3/17ビデオ)もご覧ください.井上正康先生はACE2受容体の役割に注目し,飛沫感染より接触感染(糞口感染)が多いと発言しています.トイレの消毒が重要でしょう. 追記:2021年6月13日の第98回ゴー宣道場1/2もどうぞ.再追記:【2021.08.25収録】井上正康先生解説【新型コロナ最新情報】ワクチン、カクテル療法、変異株など

PCR検査について

PCR検査はウイルスを検出する検査ではありません.PCR検査は遺伝子を増殖して検出する検査で,ウイルス由来の遺伝子も検出しますが,それ以外のもの由来の遺伝子断片も検出し得ます.PCR検査陽性は検体内のウイルス存在を証明するものではありませんし,ましてやウイルスの生体内での増殖を証明するものでもありません.PCR陽性者を感染者として報告するのは誤りです.RNAウイルス感染症の診断目的でPCR検査のみを用いてはいけません.

PCR検査ではプライマーと呼ばれる標的の遺伝子配列を2箇所検出し,挟まれた配列を増殖させ,指定した部分を光らせ,光の強度を計測して増殖を追跡します.(PCR検査は本来は定量的な検査ではありません.挟んだ部分の長さを泳動で検出するのが元々の方法)国立感染研究所のマニュアルでは,40サイクル(Ct値40)まわして増殖させるという話ですので、2の40乗、約1兆倍する計算で,極微量でも検出できる理屈です.

PCR検査は30サイクル(Ct値30)以下で遺伝子を検出するのが普通で,PCR反応の特異度は99%といわれていますから,条件の整った実験室で的確な検査をすれば素晴らしい成果が期待できます. しかしながら,感染症の診断に使うとなれば話は異なり,PCR検査のみで症状もないのに感染を診断しようというのは無謀な考えです.常識的な医師なら,患者に対し,症状を見て,抗原抗体検査,胸部CT検査,血中酸素濃度の検査等を行い,その結果から感染の診断をするでしょう.PCR検査を補助的に使うことは従来からありますが,あくまで参考です.現状は無症状者にいきなりPCR検査だけ行い感染を判定する状況となっています.

大橋眞先生(免疫生物学者 徳島大学名誉教授)は,YouTubeに学びラウンジを主催しビデオを多数投稿,主に「PCR検査は何を見ているのか」という疑問を考察しています.ウイルスがどの様に同定されたかにも言及し,病原性の証明にも疑問を呈しています.新型コロナウイルスの病原性を自明の事として仮定せず,きちんと検証する姿勢が望まれます.なお YouTube が医学的に誤りと判断して削除した大橋先生のビデオはここで見れます.

症状を見るのでなくPCR検査で感染を判定し続ければこの騒動は永遠に続くかも知れません.

上記の井上正康先生との対談にもありますが,WHOもPCR検査で35サイクル以上での検出は無意味と述べています.これを承けたのか,厚生労働省は2021年1月22日事務連絡を出し,無症状者の検査は「5人分をプールして検体を作りCt値30-35で検査する」旨,指示しています.1月下旬以降の陽性者数の報告の減少が見込まれます.PCR検査の適正使用への第1歩と思います.


PCR検査についての補足記事

COVID19 PCR Tests are Scientifically Meaningless

東洋経済 online の記事も参考になります.PCR検査の問題点を指摘する記事が数多く見つかります.

アメリカの疾病管理予防センター(CDC)発行の診断パネルの38ページに次のように述べられています。Detection of viral RNA may not indicate the presence of infectious virus or that 2019-nCoV is the causative agent for clinical symptoms. (ウイルスRNAの検出は、感染性ウイルスの存在、または2019-nCoVが臨床症状の原因物質であることを示していない場合があります。)

また39ページには次のような文章があります.これを読んで新型コロナウイルスの分離株はあるように読めるでしょうか?

Since no quantified virus isolates of the 2019-nCoV are currently available, assays designed for detection of the 2019-nCoV RNA were tested with characterized stocks of in vitro transcribed full length RNA (N gene; GenBank accession: MN908947.2) of known titer (RNA copies/µL) spiked into a diluent consisting of a suspension of human A549 cells and viral transport medium (VTM) to mimic clinical specimen.

新型コロナウイルスに対するPCR検査を設計した論文に疑義を呈する論文もあります. External peer review of the RTPCR test to detect SARS-CoV-2 reveals 10 major scientific flaws at the molecular and methodological level: consequences for false positive results.


統計の初歩から

無闇にPCR検査を拡大しようとする主張は,統計の初歩を理解しない愚かな主張です.

感度70%(感染者が陽性と出る確率),特異度(非感染者が陰性と出る確率)90%の検査があったとして,無作為に10万人に検査を行って感染の判定をしたらどうなるでしょうか?

仮に0.1%の方が感染していると仮定した表は次の様です.

感染者非感染者
検査陽性70人9990人10060人
検査陰性30人89910人89940人
100人99900人10万人

1%の方が感染していると仮定した表は次の様です.

感染者非感染者
検査陽性700人9900人10600人
検査陰性300人89100人89400人
1000人99000人10万人

10%の方が感染していると仮定した表は次の様です.

感染者非感染者
検査陽性7000人9000人16000人
検査陰性3000人81000人84000人
10000人90000人10万人

検査をした1割弱の方が不要な処置を強いられます.検査は賢明に使いたいものです.


重症化について

重症患者状況の集計

長尾和宏先生はコロナチャンネルニコ動)を配信しています. その中で,次のようなことを述べています.新型コロナ感染症は感染症法で二類相当で一類扱いされているため,発熱者はまずコロナ疑いで保健所の管理下に入ります.しかし保健所は処理能力を超えた案件を抱えてしまっているので,すぐ医療には繋がれず待機となり,一部重症化する患者がでると述べています.PCR陽性者は無症状でもエボラ出血熱患者と同等の管理下に置かれ医療資源を消費しますので,患者数が増えれば医療が逼迫する理屈です.インフルエンザなみの五類で扱うべきと思います.インフルエンザは年間1000万人を超える患者数で,ピーク時には1週に200万人の患者が受診と推計されていますが,医療は崩壊せず回っています.1日1万人に満たないPCR検査陽性者数(重症者数はピークで1日1000人程度)で医療崩壊がおこるのはなぜでしょうか?政治の不作為が原因と思います.

ミヤネ屋 2021年8月12日, バイキングMORE 2021年8月10日

また,新型コロナウイルスはACE2受容体と結合し,細胞内に入り込み,一部の方に血栓や心筋症を起こし重症すると述べています.上記の井上正康先生は,ACE2受容体(体のあちこちに分布するが,腸に非常に多い)の役割が判明したことで,風邪をこじらせて重症化するメカニズムが判明したと述べています.新型コロナウイルスに関連したACE2は一体どんなものでしょうか?(2020年3月23日)もご覧ください.

例えば,血栓のリスクの高い方(肥満,高脂血症,高血圧,糖尿病,喫煙,動脈硬化症,自己免疫疾患)は重症化リスクは高いと言えるでしょう.そういった方が発症したら,必要な医療措置を迅速に取れる体制の整備が重要でしょう.現状は,まず保健所管轄かどうか決めるため,最初にPCR検査の受検を待ち,検査後結果が出るのを待って,陽性なら保健所が受け入れ医療機関を決めるのを待つという形ですので,重症化リスクの高い方は本当に気の毒です.

人工抗体というのがあります.抗体を持っている人から抗体を取り出し,人工的に増殖させ患者の体内に点滴で注入する方法で,うまく行けば劇的な効果が期待できます.


コロナは情報災害

長尾和宏先生の「Dr. 和の町医者日記」の10月31日分から引用します.

引用ここから

アゴラ研究所所長で経済学者の池田信夫氏が指摘する。「英国の大手世論調査会社ユーガブによると、日本では新型コロナが"怖い"か"やや怖い"と答えた人の割合が、4月以降一貫して70~80%と高い。一方、十数万人が亡くなった米国は60%台、医療崩壊を起こしたイタリアは50%台、同じく英国やスペインは40%台にすぎません」

「煽ったほうが視聴率をとれるテレビに踊らされ、新型コロナを"死の病"と思い込んだ"コロナ脳"の人が多いからです。ワイドショーにかぎらずNHKニュースも毎日、"何百人感染した"と報じるものだから、人々はさらに怖くなってしまう。情報災害であり、ニュースによって社会的パニックが作られています。いまの経済的損失もウイルス自体によってではなく、テレビに煽られたコロナ脳の人々によって引き起こされたと言えるでしょう」

一方、スウェーデンでは、陽性者数の増加はあるものの、死亡者数の増加はなく、当初、ロックダウンなどの対応を取らず死亡者数が多い、と批判をされましたが、現在は、評価されつつあります。

以上、まとめると、

引用ここまで

テレビと新聞から情報を得て,恐怖にかられ,怯えてしまっている人々は大勢いるように思います.テレビを見るのをやめ,データを見て,何が妥当な対応か判断をしてほしい,知識を持っている方はその手助けをしてほしいと思います.


厚生労働省ウェブページより

厚生労働省ウェブページ「新型コロナウイルス感染予防のために」には次のように書かれています.

風邪や季節性インフルエンザ対策と同様にお一人お一人の咳エチケットや手洗いなどの実施がとても重要です。風邪症状があれば、外出を控えていただき、やむを得ず外出される場合にはマスクを着用していただくようお願いします。


マスクについて

マスクの効果はあるのでしょうか?

マスクには保湿効果があり,マスクをしていると口や鼻を直接触ることはできません.この事より一定の予防効果はあると考えることはできます.しかしながら,後述するようにマスク表面にウイルスが付着するので,マスクの長時間の着用や,マスク表面を触ることを考えると,マスクの効果の評価は複雑でしょう.

ウイルスの大きさは約0.1ミクロンといいわれています.不織布製のマスクが捕捉できる粒子の大きさは5ミクロン以上ですから,30ミクロンと言われる花粉や,5ミクロン以上といわれる飛沫の捕捉が期待できます.しかしマスクの表面に飛沫がつくと時間の経過とともに乾燥して0.3ミクロンくらいの飛沫核になると考えられ,マスクをし続けるとウイルスは容易にマスク着用者の呼吸器系に入ると考えられます.マスクを頻繁に替えるのでなければ,長時間1つのマスクを着け続けるのは感染リスクを高めるかも知れません.健康な方が長時間1つのマスクを着用するというのは,免疫のブースター効果を狙うという意味を持つかも知れませんが,重症化リスクの高い方はどうなのでしょう.私には上記厚生労働省のコメントはとても合理的に見えます.

マスクを着けていると酸欠になり,脳細胞に悪影響を及ぼします.小児や高齢者ではその影響は無視できない状況です.

赤ちゃんは顔を見ることで,表情を読み取る事を学習します.保育者がマスクをつけていれば,表情を読み取れない子に育ってしまいます.

PCR検査陽性者が出ると保健所は濃厚接触者を追跡します。マスクをしていると濃厚接触者にならないそうです.マスクにはそのような社会的意味があると現状では言えます.

現状ではマスクをしていると安心するという方も居ると思います.不安になると免疫が下がりますから,マスクで安心するなら心理的効果もあるのかも知れません.

ただ次の事は知っておいて良いと思います. マスクは菌が繁殖し感染媒体になります.スペイン風邪流行の際,多くの方がマスクが原因の細菌性肺炎で亡くなったと述べている専門家もいます.


いろいろな方がいろいろなことを

Corona - the simple truth in under 6 minutes自粛中に考えること
WeRiseHeavnese 2.0 HeaveneseJP
大和田潔先生のPresident on Lineの記事
さとう内科循環器科, かねしろクリニック にしほり先生
田中宇氏 (永遠のコロナコロナ危機を長引かせる方法コロナのインチキが世界的にバレていく
池田正行先生(香川大学医学部客員研究員)新コロバブルの物語
宮沢孝幸先生(京都大学ウイルス研准教授)は1/100作戦を提唱されています.JCOMMにある「安全ポスター」に説明があります.( 第99回ゴー宣道場1/2, 昼下がりのにゃんこ
犬房春彦先生(岐阜大学抗酸化研究部門教授)
荒川央先生(分子腫瘍研究所 (ミラノ))
岡田正彦先生(新潟大学名誉教授)
永江一石のITマーケティング日記
免疫力を下げない方法 コロナは概念マンガ「コ□ナは概念」片岡ジョージニコ動, 2021年7月22日 片岡ジョージin大阪(全編)

ワクチンについて

有効なワクチンができたとして,それを打つことが賢明でしょうか?ワクチンを打つことのリスクとベネフィットを評価し,リスクよりベネフィットが上回れば,ワクチンを打つ意味がでてきます.感染症で10万人に1人死んでいるとして,その感染症のワクチンの深刻な副反応が1万人に1人出てその1割が亡くなるなら合わない勘定です.ワクチンを推奨するなら,その根拠となるリスクとベネフィットの評価を示すべきと思います.

ワクチンの有効率95%の意味は次のようなものだそうです.

接種者数発症者数有効率
ワクチン接種2万人8人(162-8)/162=0.95
偽薬を接種2万人162人

なお,新型コロナウイルスのワクチンは遺伝子組換技術が基になっていて,未知のことが多い状況です.6000種以上の変異株が報告されている中,抗体依存性感染増強(ADE)が起きないかなど,長期的に見守る必要があります.なお遺伝子技術が基のワクチンは家畜に接種したことはありますが,人への接種の経験の蓄積はありません.長期的な副反応の評価はこれからと言えます.

第51回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和2年度第11回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催) 資料

「現状は,医療的に必要ないのに,パニックを抑えるために社会政策としてワクチン接種を推奨しているように見える」という意見があります.その様な考えの政策を遂行したら政治責任を問われるでしょう.

ワクチン接種状況ワクチン副反応報告

JPShikaDoctor(UK Health Security Agencyのレポートなどを解説してくれています)
日々予め幸せ
中村篤史先生
ワクチン接種後に死亡した事例が結構な数報告されている様です,ワクチン接種との因果関係は評価できないそうです. 中村篤史先生の記事よりの引用 「皆さん、医学論文って聞くと、「ほー、論文か、すごいな」と思うかもしれないけど、すべての論文が等しく説得力があるわけではない。つまり、論文には、主張の強さ、エビデンスレベル、というものがあって、ここにははっきり序列がある。最も説得力のある論文(エビデンスレベルの高い論文)は、レビューである。その下にRCT(無作為化比較試験)があり、以下、コホート研究、症例対照研究、機構研究と続く。」


世界をみると

世界を見れば多くの死者数が報告されており,例えば新型コロナウイルス感染者数・死者数のトラジェクトリー解析【国別】札幌医科大学フロンティア医学研究所 )は参考になります. Our World in Dataをみると国毎の陽性者数,死者数,検査数,ワクチン進捗具合等を見ることができます. 国毎に異なるであろう習慣や医療事情,獲得している免疫も異なる可能性があり事情は様々です.統計のとり方も国によって違うでしょう.Covid19感染者に補助金が出るシステムがあれば報告者数は増えるでしょう.冷静になって国毎に上記「人口動態統計」に当たるデータを見て検討する必要があるでしょう.

欧州での超過死亡を観測しているEuroMOMOを見ると、2020年の12週から19週にかけて,死亡者数のグラフの山が見えます.しかし若い方はほとんど亡くなっていません。総死亡者数も最近は落ち着いていて例年のカーブに近づいてきています. アメリカ合衆国のアメリカ疾病予防管理センター(CDC)の超過死亡データグラフも参考になります.

コロナウイルスはもともと東アジアに常在する風邪の原因ウイルスの1つと言われており,それが理由なのでしょうか,東アジアの国々はヨーロッパやアメリカと比べると二桁くらい死者は少ない状況です.ヨーロッパでは抗体依存性感染増強(ADE)が起こったのではないかという指摘もあります.常在コロナウイルスは強い病原性をもつとは思われておらず,ゲノム情報の研究も少なく,東アジアで死者が少ない理由をきちんと検証するのも大変と思います.ヨーロッパの人々はコロナウイルスに被爆したことが少なく,基礎疾患があり免疫力が衰えていたりするとコロナウイルスに被爆して重症化するというのは,有り得る話の様に思います.免疫が低いと想定される方々をしっかり守るというのは,状況に関係なく対応しなければならない事でしょう.


ウイルスの変異について

RNAウイルスは変異しやすい(2週に1回は変異する)と言われています.変異して弱毒化することも強毒化することもあります.強毒化したら感染者は容易に認知され隔離されますので,強毒化したウイルスが広く流行することはまずありません.長い目でみるとウイルスは弱毒化していくと言えます.( 都道府県別の変異株(ゲノム解析)確認数について

『専門家』の発言

折角,「新型コロナウイルス感染症」というのがでてきて研究費が獲得できそうなのに,それを否定するような意見を言えば獲得できなくなるという考え方もあるかもしれません.研究費を獲得できなければ研究が維持できない研究者には深刻な問題です.大学や国立研究所の過去20年近くの研究費の減少は深刻です.そこの所長や教授達が研究費を減らさないような発言をするのは自然です,どう思いますか?お金の流れを把握する事は,世の中の動きを理解する鍵だと思いますが,どう考えますか?

Tansaマネーデータベース『製薬会社と医師』


復旧へ

どのようにすれば経済を復旧させることができるかは,大きな社会的な問題です.2019年まで当たり前だった生活を取り戻すにはどうしたらよいでしょうか?このまま無批判にPCR検査を続けていったら,

恐怖が人々を支配し、基本的人権が制限された社会になるかも

しれません.隔離された生活が当たり前の社会を望みますか?

現状が続けば,飲食店やホテルは廃業が続出し,公共交通機関も衰退するでしょう.医療には過剰な負担がかかり続け病院や医院は赤字が続き廃業するかもしれません.コンサート,映画,演劇などは続けられなくなり文化も衰退すると思います.企業は倒産し,失業者は増え,社会不安は増大していくでしょう.精神的な問題を抱える人も増えるでしょう.このままでよいのでしょうか?

現状を変えていくには

各個人が正しく情報を得て,正しく判断し,おかしな事にはおかしいと言う,この積み重ねしかない

と思います.

個々の政策の合理性妥当性も科学的に検証されるべきです.

正しい知識を得る事が希望につながる

と思っています. 愚かな判断をしないよう心がけたいものです.
厚生労働省「国民の皆様の声」募集 送信フォーム
それにしても,なぜテレビや新聞は,ここに書いているようなことを全く伝えないのでしょう.困ったものです.




経緯

2019年12月8日 中国の武漢で新型肺炎の報告
2020年1月 9日 WHOが武漢での肺炎が新型コロナウイルスによるものと宣言
2020年1月30日 ダイヤモンド・プリンセス号から1月25日に香港で下船した80歳男性が発症
2020年1月31日 WHOが公衆衛生上の緊急事態を宣言
2020年2月 3日 ダイヤモンド・プリンセス号横浜港に到着(検疫のため乗客は2週間船内で過ごす)
2020年2月16日 中国,湖北省を封鎖
2020年2月22日 イタリアロンバルディア州ローディ県,ヴェネト州ヴォーをなどを封鎖
2020年2月26日 専門家会議が提言スポーツ・文化イベントの開催自粛提言,安倍首相(当時)が要請
2020年2月27日 安倍首相(当時)全国全ての小中高校、特別支援学校について、3月2日から春休みまで臨時休業を要請(根拠は示されず,ここ2週間位が大切であるとの前日の専門家会議の意見のみで決めたようである.)
2020年2月28日 北海道が緊急事態を宣言(3月19日解除)
2020年3月上旬 北イタリアで感染拡大,10日には移動制限をイタリア全土に拡大
2020年3月11日 日本医師会インフルエンザ検査抑制の指示
2020年3月14日 スペイン,非常事態を宣言,外出規制や国境封鎖
2020年3月16日 ドイツ,学校閉鎖,営業停止,都市封鎖,外出規制や国境封鎖
2020年3月17日 フランス,外出規制(15日間)
2020年3月下旬 アメリカで感染拡大
2020年3月27日 イギリスのジョンソン首相新型コロナウイルスに感染との報道(集中治療室に入るも4月12日退院)
2020年3月29日 志村けんさん亡くなる(お兄さんが骨壷で帰ってきたと会見)
2020年4月1日 安倍首相(当時)全世帯に布マスク2枚の配布を発表
2020年4月7日 緊急事態宣言(5月6日まで,接待を伴う飲食店の営業自粛など)
2020年4月8日 武漢封鎖解除
2020年4月17日 安倍首相(当時)全国民に一人当たり10万円の一律給付を発表
2020年4月23日 岡江久美子さん亡くなる(大和田さんが骨壷で帰ってきたと会見)
2020年5月4日 緊急事態宣言延長(5月31日まで)
2020年5月14日 39県の緊急事態宣言解除
2020年5月25日 大阪,京都,兵庫の緊急事態宣言解除
2020年5月25日 東京,神奈川,埼玉,千葉,北海道の緊急事態宣言解除
2020年6月18日 厚生労働省が「PCR検査陽性であれば,死因がなんであれ死亡者数として報告せよ」との 通達
2020年8月28日 安倍首相辞任の表明
2020年9月16日 安倍内閣総辞職,菅内閣成立
2020年10月1日 「Goto トラベル」開始
2020年10月2日 アメリカのトランプ大統領(当時)新型コロナウイルスで入院(人工抗体での治療との報道あり,10月6日退院)
2020年10月21日 厚生労働省「コロナ禍における自殺の動向に関する分析(緊急レポート)」発表(女子高校生の自殺者増加)
2020年12月8日 全国保健所長会「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策における緊急提言
2020年12月14日 「Goto トラベル」一時停止決定
2020年12月18日 厚生労働省が新型コロナ感染症の指定感染症2類相当での扱い期限を2021年1月31日から1年間延長する方針を示す
2020年12月22日 厚生労働省が国立感染研究所の定員を362人増員して716人にすると発表
2021年1月13日 緊急事態宣言(菅首相が3日前に予告,2月7日まで)
2021年1月22日 厚生労働省,無症状者の検査は「5人分をプールして検体を作りCt値30-35で検査する」旨,指示
2021年1月31日 緊急事態宣言延長(3月7日まで)
2021年2月15日 ワクチン接種開始
2021年2月26日 東京都の病床確保数が誤って500と報告されていたのを1000に修正
2021年3月3日 緊急事態宣言再延長(3月21日まで)
2021年4月23日 新型コロナウイルスワクチン接種開始
2021年4月23日 緊急事態宣言(東京,大阪,兵庫,京都,5月11日まで)
2021年5月7日 緊急事態宣言延長(5月31日まで)
2021年5月31日 緊急事態宣言再延長(6月20日まで)






















































化け物の正体見たり枯れ尾花(横井也有)