国際ワークショップ
Topology and graphs in polymer chemistry


English

日時 : 2016年8月6日(土)、7日(日)

場所 : 東京工業大学 東工大蔵前会館 手島精一記念会議室

概要 :
 高分子化学や合成化学の分野において、近年、環状高分子、多重環状高分子さらには様々な空間グラフのトポロジーを持つ高分子が合成され、その物性を解明する研究が注目され始めて来た。環状DNAなど天然高分子の中にも環状の高分子鎖が存在することは良く知られている。天然に存在するタンパク質でも環状など非自明なトポロジー構造が見い出され、活発に研究されている。さらに、擬結び目構造などがタンパクの折れ畳み過程で重要な役割を果たす可能性が指摘されている。このように、多様なトポロジーを持つ高分子が現実に存在することは、幅広い分野で次第に定着しつつある。
 高分子の示す様々なトポロジーを特徴づけ、トポロジーに由来する物性を理解することにより、高分子の性質や振る舞いを解明し、高分子物性を制御する新しい可能性を導くであろう。新しい高分子物質が導かれる可能性も高い。そのために、高分子化学や化学の合成実験、空間グラフの結び目の数学的理論、高分子物理のシミュレーション研究、タンパクの結び目など、異なる分野の専門家が一堂に会して意見を交換し合うことは、今後、実験と理論の間でバランスの取れた学問的発展を図る上で、非常に重要である。これが本会議を開催する主要な意義である。

講演予定者 (敬称略、順不同):
Erica Flapan(Pomona College)
河内明夫(大阪市立大学)
田中健太郎(名古屋大学)
高野敦志(名古屋大学)
新田晃平(金沢大学)
津留崎恭一(神奈川県産業技術センター)
新國亮(東京女子大学)
石原海(山口大学)
山本拓矢(北海道大学)
上原恵里香(お茶の水女子大学)
深口駿(埼玉大学)
出口哲生(お茶の水女子大学)
手塚育志(東京工業大学)

プログラム : (PDF file)
August 6, 2016

Plenary talk
10:00-11:00 Erica Flapan (Pomona College)
Topological complexity in protein structures

Invited talks
11:10-11:50 Tetsuo Deguchi (Ochanomizu University)
Topological polymers studied through quaternions and the enhancement of the short-range intrachain correlation
11:50-12:30 Kai Ishihara (Yamaguchi University)
The nomenclature of graphs and its application in polymer chemistry

12:30-13:40 Lunch

13:40-14:20 Ko-hei Nitta (Kanazawa University)
Graph-theoretical approach to dynamics of tree-like polymer
14:20-15:00 Akio Kawauchi (Osaka City University)
Cross-index of a graph
15:00-15:40 Kentaro Tanaka (Nagoya University)
Supramolecular interlocked molecules

15:40-16:10 Coffee

16:10-16:50 Atsushi Takano (Nagoya University)
Viscoelastic properties of ring and ring-related polymers with various architectures
16:50-17:30 Ryo Nikkuni (Tokyo Woman's Christian University)
Linear embeddings of a graph into the 3-space and Conway-Gordon type theorems
17:30-18:10 Yasuyuki Tezuka (Tokyo Institute of Technology)
Topological polymer chemistry designing macromolecular graph constructions

18:20- Welcome Mixer

August 7, 2016
9:40-10:20 Shun Fukaguchi (Saitama University)
Enumeration of K3,3 knots
10:20-11:00 Kyoichi Tsurusaki and Rika Takeda
(Kanagawa Industrial Technology Center)
Non-linear viscoelasticity of rubbers and relation to loop deformation
11:10-11:50 Erica Uehara (Ochanomizu University)
Gyration radius, the hydrodynamic radius and the two-point correlation function of graph-shaped polymers
11:50-12:30 Takuya Yamamoto (Hokkaido University)
Self-assembly and topological transformation of cyclic polymers


組織委員 :
下川 航也(埼玉大学)
出口 哲生(お茶の水女子大学)
手塚 育志(東京工業大学)

参加について :
ワークショップには自由に参加頂けますが、 準備の都合ためワークショップに参加をお考えの方は、下川(kshimoka -at- rimath.saitama-u.ac.jp)までご連絡を頂けますと幸いです。

助成 :
この国際ワークショップは、 平成26〜30年度 科学研究費 基盤研究(B)(特設分野研究) 「結び目やグラフのトポロジーを応用した新高分子理論に基づく特性・機能創出」 (下川航也、手塚育志、出口哲生)、 および、一般財団法人 研究繊維工業技術振興会から助成を受けています。

Link :
"International Workshop on Spatial Graphs 2016"
(August 3-5, 2016, Waseda University)