研究テーマ
線型偏微分方程式の一般論として, 特に与えられた方程式の解の持つ 「特異性の構造」を研究すること.
学位論文(東京大学理学部紀要 (1986))では, シュレディンガー方程式を一般化したタイプの方程式について 単純特性的な方程式と同じように一次元的な特異性の伝播が起きることを証明した. 現在,多重特性的なシンボルを持つ作用素に興味を持っており,その方程式が持つ 解析的あるいは Gevrey 級での特異性の構造を研究している.