このページでは OpenGL ・ GLUT を WindowsXP
で使う方法について簡単にまとめておきます.
( Old-version )
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OpenGL:
WindowsXP には標準で opengl32.dll と glu32.dll が備わっています.
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GLUT:
WindowsXP で
GLUT
を使うには ...
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Visual C++ (v. 5.0/6.0)
の場合:
Precompile された Windows 用のライブラリー
(glutdlls37beta.zip)
を展開して, glut32.dll を \WINDOWS\system32\ に,
glut.h と glut32.lib を Visual C++ のしかるべき場所
に置くだけです.
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Borland C++ Compiler 5.5
の場合:
Precompiled-Library
(glutdlls37beta.zip)
が使えますが, これに入っている glut32.lib は Visual C++ 用なので, bcc 用の import library を作る必要があります.
glutdlls37beta.zip を展開し, glut32.dll のある場所で
  implib.exe glut32.lib glut32.dll
とします.また,glut.h から
  #pragma comment (lib, "winmm.lib")    /* ... */
  #pragma comment (lib, "opengl32.lib") /* ... */
  #pragma comment (lib, "glu32.lib")    /* ... */
の3行を削除します.
あとは,
  copy glut32.dll c:\WINDOWS\system32\
  copy glut32.lib c:\borland\bcc55\Lib\
  copy glut.h c:\borland\bcc55\include\Gl\
で install します.
(ソースコード glut-37.zip
からコンパイルした
glut32.lib
も使えるようなので,こちらの glut.h と glut32.lib を install してもよいでしょう.)
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MinGW 
(MinGW-3.1.0-1.exe + MSYS-1.0.10.exe)
の場合:
Import library は \MinGW\lib\libglut32.a に install されますが,
glut.h と glut32.dll は別途調達する必要があります.
glutdlls36.zip のものを使うのが面倒がないようです.
  unzip glutdlls36.zip
  cp glut32.dll /c/WINDOWS/system32/
  cp glut.h /mingw/include/GL/
で install します.
# static link library 版の libglut32.a もあります.
(こちら)
# これをリンクすれば,本体だけで動作する実行ファイルが作れます.
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Books and Sample sources:
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Programs:
OpenGL の勉強がてら作ったプログラムたち
glgraph:
(win32-bin(122KB),
source(38KB))
2次元のグラフを表示するプログラムは
gnuplot
をはじめとしてたくさん
ありますが,データ列を標準入力から渡せば直ちに表示してくれる手軽さと
画面及び Postscript 出力の美しさから,私は
xgraph
が一番気に入っています.
これは,その xgraph の機能の一部を OpenGL + GLUT に移植したものです.
画面以外の出力は PostScript のみ (それも,File 出力だけ),
また,バーグラフは表示できません.
# Windows で
CINT
を使っている人は, xgraph.exe の名前でインストールすると
# 出力ストリーム の "plot" が使えるようになります.
mshplot:
(win32-bin (58KB),
data (206KB),
source(16KB))
メッシュタイプの頂点データ列を読み込み,3D 表示する単純なプログラムです.
ワールド座標への配置にあたって原点中心のスケーリングしかしないので,
うまく表示出来るデータは限られますが,
そこそこ使える (遊べる) 玩具にはなっていると思います.
サンプルデータとして
Enneper曲面,Klein-Bottle,sqrt(z) の Riemann面,Roman曲面
などを用意しましたので見てやって下さい.
wave2d:
(win32-bin(54KB),
source(8KB))
pde1d_01:
(win32-bin(96KB),
source(7KB))
空間1次元の偏微分方程式から,簡単で見て楽しめるものを選んでみました.
KdV 方程式,調和振動子,非線形シュレディンガー方程式,波動方程式です.
調和振動子の解は解析的には周期的になるはずですが,
この数値解はだんだん形が崩れて行きます.
間違ってもこれを本当の解と思わないでください.
(1999.6.27: wave eq. を追加しました.Violin のシミュレーションが
けっこう面白いと思います.)
cubic:
(win32-bin(113KB),
source(30KB))
(wxWidget版 win32-bin(801KB))
1980年頃(?)に流行った ルービック・キューブ (ツクダオリジナル)
をシミュレートします.
解くモードはありません.自分で動かして解いて下さい(^^;
(2006.5.26: リベンジやプロフェッサーもシミュレートできるようにしました)
(2008.6.16: wxWidget版 Win32-binary をアップしました)
いずれも,FreeBSD 上で作成し,最後に MinGW で
Win32-実行ファイルを作っています
(こういう使い方ができるのが GLUT の良い所).
simCT:
(win32-bin(144KB),
source(15KB))
CT-スキャンの原理である Radon 変換をシミュレートします.; 
お茶の水大学の金子先生から FORTRAN のソースをもらい,それを C に直したものです.
右クリックで Menu がでます.
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Links
川瀬正樹さんのページ
床井先生による「OpenGL入門」
OpenGL Home Page(SGI)
GLUT - The OpenGL Utility Toolkit
Nate Robin's GLUT for Windows page
GLUT API version 3 (jp)
OpenGL FAQ (jp)
Archive: opengl mailing list (jp)
Mesa-3D graphics library
GLUI User Interface Library
Vis5D Home Page
Open Geometry (G.Glaeser and H.Stachel)
Real-time rendering (T.Moller and E.Haines)
2000/12/10, Tsutomu SAKURAI
2008/06/16, UPDATE